エンジンのかけ方
私は『外』が怖い。
自分でもうすうす気付いていたけど、私ってわりと立派な引きこもりだと思う。
コンビニに行く途中も周りの人がみんな私を悪く思ってる気がするし、そしたらもちろん気持ち悪くなる。
スーパーも気持ち悪くなって手が震えて変な汗だくだく。
こんなことがあると『外』が怖くなるのもしょうがないよね。
なんとも言えないダルさで、なかなか気分も身体もパッと冴えない時は、ベランダに出るといい、
ってことが最近わかった。
ベランダのプランターで、花の寄せ植えや、ミニトマト・シソ・オレンジミント・レモンバームとかを育ててる。
でも、『外』が怖い私にとっては、ベランダも立派な『外』なんだよね。。。
でも、ベランダにはかわいい緑達が。。。
でも『外』は『敵』だし。。。
とかなんとかぐちゃぐちゃなってるけど、水はあげなきゃなんないし。。。
うわぁぁぁ、えいっ!
ってかんじで窓を開ける。
そしてベランダに。
一回出ちゃえば、
あぁ、今日は天気良かったんだぁ、気持ちいい!
って清々しい気分になれる。
緑達に水あげたら喜ぶ喜ぶ。
そして私も喜ぶ喜ぶ。
あー、『えいっ!』ってやって良かった。
緑達ってすごいよね。
1日1日ゆっくり成長してる。
ゆっくりだけど、確実に絶対成長してる。
私が『元気に大きく育ってね』なんて願おうと、
ちょっと忙しくてほったらかしになってようと、
そんなの関係なく、淡々とゆっくり確実に成長してる姿はかっこいい。
誰が教えた訳でもないのに四季をちゃんと感じ取ってるし。(当たり前)
悠然としてるよね。
あ、ここに新しいつぼみできてる、とか、
このつぼみもう咲いたんだぁ、とか、
ミニトマトのわき目ってほんと取っても取っても出てくるねぇ、キミ強いねぇ、とか。
こんなかんじで感動しつつ癒されつつボーッと眺めてたら、体中の血液が緑達の匂いでぜーんぶきれいになったかんじで、
さ、洗濯でもしよっかな、とか思って腰をあげる。
これでもうベランダはただの『外』ではなくて『私の場所』になった。
最近はこんなかんじで自分のエンジンかけてる。