自己満足のためにクリスマスカードを送った
実家の父と母は家庭内別居をしてる。
もうすぐクリスマスだけど、家庭内別居中の実家にそんなワクワクウフフな雰囲気があるはずもなく。
家庭内別居のきっかけを作ったのは私。
父母の仲がどんどん冷え切ってるのを感じるたびに、自分でも把握しきれない複雑な気持ちが湧く。
昨日、旦那さんとでっかい本屋さんに行った。
年賀状がメインの目的。
無事にかわいい年賀状をゲットできて、旦那さんは本売り場をちょっと覗いてくって。
私はブラブラとその辺を歩いてみることに。
ふとクリスマスカード売り場が目に止まった。
今のクリスマスカードってすごいのね。
すっごく色んな種類があるの。
開くと立体になるものとか、ライトが光るものとか、オルゴールが付いてるものとか。
木でできたツリーのものまであって、もはやカードじゃないってね。
全部で軽く100種類以上は売ってた。
へぇ〜…かわい〜…きれ〜…欲し〜…って思いながら眺めててさ。
なんか買おうかなって思って、誰に送ろうかなって思って、思いついたのが母だった。
世の中もテレビの中もクリスマスクリスマスってキラキラピカピカしてるのに、母は寒々しい家の中。
二人でいるのに一人。
むしろほんとに一人でいられる方がどんだけ楽か。
よし、送ろう、選ぼう、買おう。
さんざん悩んで迷って、開くと立体のクリスマスツリーになるものに決めた。
オーナメントがゆらゆら揺れるタイプで、封筒から出した瞬間にきっと『うわぁ〜きれ〜』ってニコッとしちゃうようなやつ。
家に帰ってきてゆっくり落ち着いてから、ワクワクしながら袋から取り出した。
私がワクワクって。
まぁいいの。
やっぱりきれい。かわいい。キラキラ。ピカピカ。ゆらゆら。
付属してたメッセージカードに『ケーキとチキンを食べてクリスマスを楽しんでね』って書き込んだ。
封筒に宛名を書く。
書く。
ん…
何て書こう…
ほんとは母だけの名前で送りたいけど、ここは父の名前も入れとかなきゃ…?
私の父は、私と姉からの誕生日プレゼントを、開けもせずに古新聞の上に置きっ放しにして、さらにその上に読み終わった新聞を重ねていくような人。
まぁまず見ないよね。
庭を通り過ぎるスズメを見るくらいにしか見ないよね。
でも宛名に自分の名前がなかったら、それはそれできっとおもしろくないんだと思う。
たぶん。
それすら思わないかな。
なんてごちゃごちゃ考えるのもめんどくさくなって、父の名前も書いといた。
てゆーかさ、クリスマスカードだよ?
キラキラピカピカだよ?
ワクワクウフフだよ?
なんでこんなごちゃごちゃ考えることになんのさ。
なんでこんな気持ちになってまでクリスマスカードを送ろうとしてるんだろ。
なんでだろ。
きっと、家庭内別居のきっかけを作ったのが私ってゆうのが一番の理由なんだろな。
私のせいで冷え切った家。
クリスマスのキラキラなんて微塵もない。
せめてキラキラなクリスマスカードで、少しでもクリスマスを感じて欲しいな。
なんてさ。
きっと思ってるんだろな。
このクリスマスカード一つで、誰にどれだけ心にふわっとした温かいものが浮かぶのかはわかんないけど、私にできるちょっとしたことをやれたんだってゆう事実は残る。
それでいいんだ。
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