うつ病・パニック障害の専業主婦が考えていること

病歴10年以上の専業主婦が、もがきながらなんとか病気と向き合っている日々を、気が向いたときになんとなく書いているブログ

 

『できること』と『できないこと』の線引き

先日、姉の誕生日があった。

私と姉は、ここ数ヵ月連絡を取っていない。

今年の5月下旬、姉と喧嘩をしてしまったから。

『あんた、何様のつもり?働いてもいないくせに』

という、なんとも的確な言葉の刃で、姉は私を傷付けた。

しかもこの言葉、数年前に父に投げ付けられた言葉と同じ。

姉は、私がこの言葉でどれだけ傷付いたかを知りながら、あえてこの言葉を選んだ。

まだ傷が癒えていない私の心をガシッと掴んで、

狙い済まして、

傷付けようとして、

刃を降り下ろした。

それ以来、連絡を取っていない。

姉の誕生月になった。

あぁ、プレゼントかぁ。

『ちょっとやだけど、毎年あげてるし、まぁあげるよ』

くらいに思ってた。

誕生日が近づくにつれて憂うつになってきたけど、パパッと選んでパパッと渡せばいいよね、

くらいに思ってた。

いよいよプレゼントを買わなきゃ。

買わなきゃ。

渡さなきゃ。

買わなきゃ。

渡さなきゃ。

夜中、ふと思った。

『会いたくない』

そうか、私、会いたくないんだ。

一度認めたら、会いたくなくて会いたくなくて、イヤでイヤで、泣いた。

あとからあとから涙が溢れてきて、止まらなくなった。

そうか、私、こんなに会いたくなかったんだ。

会いたくないことを認めちゃったら、

まだあの言葉に傷付いてるって認めることになる。

それがイヤで、無意識にこの気持ちを見ないように、感じないように、

無理矢理箱に詰め込んで、

無理矢理蓋をして、

無理矢理心の隅っこに追いやってた。

まだやっぱり傷は癒えてない。

認めてあげよう。自分のために。

結局、プレゼントは疲れない程度に軽く選んで、郵送した。

プレゼント、

『選んで買うこと』はできた。

でも、

『直接会って渡すこと』はできない。

『できること』と『できないこと』の線引きをした。

きっと前だったら、どんなにストレスがかかろうとも、

いつもやってることだからできるはず、やらなきゃって頑張りすぎて疲れ果ててた。

これって、他のことにも応用できる。

全部やらなきゃ、いつもやってるから今回もやらなきゃ、

っていう思考にがんじがらめになってるとき、

今の自分が『できること』はどこまでか、

どこからは『できないこと』か、

を見極める。

そして、悔しくても情けなくても『できないこと』はやらない勇気を持つ。

線引きをする。

今回の姉の誕生日のおかげで、またひとつ学ぶことができた。

うんうん、えらい、私。


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