うつ病・パニック障害の専業主婦が考えていること

病歴10年以上の専業主婦が、もがきながらなんとか病気と向き合っている日々を、気が向いたときになんとなく書いているブログ

 

途中で降りてもいいんだ

朝起きて、しばらくしたらやってきた。

そわそわざわさわが。

 

今日は二週間に一回のカウンセリングの日。

 

朝の分の薬を飲んだし、頓服も飲んだ。

 

で、毎回恒例の『今日はほんと行けないかもしれない』呪文が頭の中で膨らんだ。。。

 

 

毎度毎度、ほんとよくやってくる。

そわそわざわさわ+この呪文。

 

 

今回こそは行けないなと思いつつ、『とりあえずコンタクト作戦』決行。

 

とりあえずコンタクト入れてみること。

 

気を抜くとすぐ、

『これから顔洗ってメイクして着替えて地下鉄乗ってカウンセラーと話すなんて、無理』

の呪文も頭の中で膨らむ。

 

それを振り払って、とにかくコンタクト入れることだけ考えた。

 

そして、コンタクト入れれた。

 

でも、やっぱり無理だよ~。

と、8割あきらめながら、下手したら帽子かぶってごまかす頭、コテで髪巻いてみた。

 

ん~、うまく巻けた。気分上がる。(単純)

 

簡単メイクもできて、服も着替えて、家を出てた。

 

おぉ…!

 

 

地下鉄乗って、カウンセリングルーム到着。

 

すごい…!

 

ところがここで、大大大問題が!!!

 

 

 

 

カウンセリング、明日だった。。。

 

まぁ、、、よくあるよね。。。

 

 

カフェでコーヒー飲も。。。

 

 

コーヒー飲んで、気を取り直して、用事済ませて帰ろうと思って歩き出したとき、運命の分かれ道がやってきていた。

 

そうとは気付かず、ふらっとお店に立ち寄った。

 

物が多すぎてどれを買ったらいいかわからない、

人が多くて怖い、

お店全体に圧迫感を感じる、

心臓バクバク、汗ダラダラ、目が回る、手が震える。。。

 

必死の思いでお会計をし、お店を出た。

 

 

帰ろう。ほんとに帰ろう。

 

 

こんなふうになってしまったときの地下鉄はサイアク。

 

気持ち悪いし、目回ってるし、1人で汗ダラダラだし。

 

 

ここで、いつも思い出す人がいる。

ずっと前にテレビで見た芸人さん。

 

パニック障害を患い、仕事に行くための電車に乗れなくなった。

でもあきらめず、相方と一緒に挑戦する。

駅のホームで電車を待ち、電車が来ても乗れない。

一本見送り、二本見送り、ようやく乗れたのは急行ではなく各駅停車。

耐えられなくなったときにすぐ降りられるように、あえて各駅停車。

 

 

これをテレビで見て、

『そっかぁ、気分が悪くて耐えられなくなったら、途中で降りてもいいんだ』

って驚いた。

その時の私にはなかった発想だった。

 

 

地下鉄で気分が悪くなったらどうしようって不安になったとき、

いつもいつも思い出す。

 

『途中で降りてもいいんだ』

 

 

今日も、お守りのようにその言葉を思い出して地下鉄に乗った。