主治医への信頼は大切
診断を受けてから7年、今まで6回病院が変わった。
7年の中で、引っ越しが4回。
今の主治医が7人目。
この主治医に出会ってから、主治医への信頼が治療を進める上でとても重要だと実感した。
始めの4人はなんとなく家から近いから、とか、
特に何も考えず決めていた。
引っ越しのためにまた病院が変わり、社会保健センターに相談をして、こういう状況だからこういうお医者さんを探していると言うと、
5人目の主治医を紹介してもらった。
患者1人につき30分の時間を確保するという方針とのこと。
ここで初めて、きちんと話を聞いてくれるお医者さんがいることを知った。
私の生活や症状をちゃんと聞いてくれた。
でもまた引っ越し。
6人目。
サイアクだった。
三分診療どころか一分だった。
一回の診察で私が発した言葉が『はい』と『いいえ』だけのときもあった。
こんなんで治るはずがない。
病院に行くのがほんとに嫌になり、次の病院を探し始めた。
ただ、このサイアクな病院にたどり着くのも大変だった。
わりと大きな市に暮らし始めたため、病院の数が多すぎてどこがいいのかわからない。
そこで社会福祉センターに相談をした。
薬もなくなるし、必死だった。
でも、何区にどの病院があるのかは教えられるけど、どの病院がどういう病院かは教えられないと言われた。
当たり前なのかもしれないけど、どこになんていう病院があるかはネットでわかる。
社会福祉センターは何のためにあるんだろう。
自分で探すしかない。
ひたすら、片っ端から電話した。
病院のリストの上から順番に。
でも、もう一杯で新規の患者は受け付けないとか、
新規だと予約が取れるのが数ヶ月先とか。
電話するのさえしんどいのに、こんな有り様。
何度もめげそうになったけど、1日2~3軒ずつ電話していった。
そして、とりあえず予約が取れたのがこの6人目。
この6人目で懲りたから、7人目を探すときは、病院の受付の人に、
じっくり話を聞いてくれる先生を探しています。おたくはどうですか?と聞いた。
ようやく良さそうな病院にたどり着き、予約をして、それまでは我慢して6人目に通った。
病院を変える際に必要な紹介状。
これをもらうのがしんどかった。
『そちらの病院がイヤだから違う病院に行きたいの。だから紹介状ください』
ってことでしょ~?!って思っちゃって。
ものすごく調子が悪い時期でもあったから、
今の病院のスタッフに『どうしても直接言えないんです』って泣きながら伝えた。
親切な病院だったから、病院の方で6人目に連絡を取り、紹介状を用意しておいてもらう手配をしてくれた。
私は受付で紹介状を受け取るだけ。
これでようやく今の7人目にたどり着く。
ふぅ、長い道のり。
でも、病院だって客商売人?なんだし、
こっちが病院を選ぶのは自由なんだし。
今の主治医は、これまでの記事で書いている通り、私にとても合っている。
ほんと、あきらめずに探し続けてよかった。
主治医を信頼できると治療方針や薬の処方にも納得できる。
納得できると治療にも前向きになれる。
でも、私の実家があるかなりの田舎だと、病院に行くにも1~2時間。
選べるだけでも幸せでしょっていう地域もたくさんある。
私は恵まれているんだよな、やっぱり。