うつ病・パニック障害の専業主婦が考えていること

病歴10年以上の専業主婦が、もがきながらなんとか病気と向き合っている日々を、気が向いたときになんとなく書いているブログ

 

『時間』で区切る

数年前、手縫いで小物を作ってみた。

なかなか楽しい。

そういえば、小学生の頃、手芸クラブに入ってた。

夏休みや冬休みの課題で、手芸で何か作ったりもしてた。

うまくないんだけど、時間もすっごくかかるんだけど、

集中できるおもしろさ、できあがったときのうれしさが、

小さいときからなんとなくわかってたのかも。

手芸って、ちょっとしたことがわかんなかったりする。

縫い目の幅とか、針の刺す方向とか、折り返し方とか。

そんな時、母がわりと詳しかったから、

すぐに聞いて解決できたってのも続いた理由のひとつにあるかも。

クチュリエで、一月に1個手作りキットが届いて、

『手縫いの基礎を学びながら小物を作ってみよう!』

みたいなのをやったりもした。

縫い方はもちろん、

型紙の使い方とか、ファスナーの付け方とか、バイアステープの付け方とか、

接着芯の使い方とか、アップリケの付け方とか、初めて知った。

そのうち、だんだん手縫いで物足りなさを感じるようになってきた。

病気になってやりたいと思うことがなくなって、

時間を持て余してぐだぐだしてるだけ(のように見える)私に、

母がミシンを買ってくれた。

ミシンに糸を装着するところから、説明書と格闘。

おっかなびっくりしながら初めて作ったのは、

ドイリー』っていう花瓶の下にひいたりするような、

コースターのでっかい版みたいなやつ。

手縫いに比べて縫うのが早い早い!

しかも縫い目がきれい!

こりゃいいわ!

それから『ミシンで作るナチュラル小物』みたいな本を買って、

作り方とにらめっこしながら作るようになった。

『中表』ってなにさ?!

『縫い代含まない』?含んで書いといてよ!切っちゃったよ!

この説明悪すぎ!わけわかんない!

とか、色々ぶーたれながらひとつひとつ作ってみては、

できあがったものを見ながらニヤニヤ。

そんなミシン熱も、ぶわぁっと上がるときもあれば、しばらく沈黙するときもある。

今年に入ってからず~っと調子が悪かった。

ダルくて眠くて、一日中カーテン閉めきった部屋で寝込んでた。

それでも、

『なんとかならないかな、この状況』

『なんとかしなきゃな』

って思ってて。

『ミシンでもやれればなぁ』って思って、

ネットで誰かの作った作品を眺めることにした。

『こうやって眺めてるだけでも進歩だよね』

『あわよくば、何か作りたいって思うかも』

『あ、この人のかわいい。。。』

『いつかこんなの作れたらなぁ』

『眺めるだけ作戦』成功。

ネットで『リボンの形のヘアゴム』の作り方を見つけて印刷してた。

うん、楽しい。

これがきっかけになって、今はミシン熱が急上昇。

でもでも、ここでまた悪い癖が出た。

とことんのめり込む。

ポーチを作りたいなぁって思ってひたすら調べる。

ボタンでとめようか、ファスナーにしようか。

この作り方かな、いやいやこっちでやってみようか。

何時間も何時間も調べる。

止まらない。

これ、ほんとやめたい。

なんでなんだろう。

失敗したくないからかな。

失敗するのが恐いのかな。

それって私の生き方、苦しみ方に通じるものがあるのかな。

病気になりやすい性格とか性質のひとつなのかな。

前に、自律神経が不安定なのがイヤでイヤで、

『自律神経を整える方法』をひたすら調べて止まらなかった。

って話を主治医にしたら、

『時間で区切ってみたら?

「ここまでやったらやめる」だととことんやっちゃうから、

「○時までやろう」にしてみたら?』

というアドバイス

これ、すっかり忘れてた。

うん、今日はこの作戦を決行しよう。

練習だ。

うん。

でも、やっぱり何かに集中できるってすごいことだなって改めて思う。

しかもそれに達成感もプラスされたら最強。

病気の治療に作業療法があるのもわかる。

ミシンは作業療法だわ。

今はちっちゃいバッグに挑戦してるんだ♪

今までは小物ばかりだったから、

またまたおっかなびっくりしながらやってるとこ。

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