うつ病・パニック障害の専業主婦が考えていること

病歴10年以上の専業主婦が、もがきながらなんとか病気と向き合っている日々を、気が向いたときになんとなく書いているブログ

 

『できたことノート』を付ける

私は、できなかったこと探しの名人だった。

『掃除できてない』

『お風呂入れなかった』

『茶碗洗ってない』

『病院行けなかった』

いくらでも探せたし、

いくらでも出てきた。

というか、できないことだらけだった。

そんな毎日の様子を、診察のたびに主治医に話していた。

主治医は一つの提案をしてきた。

これが大成功で、

これをやったことが今の私にかなり大きな影響を与えている。

これをやっていなかったら、

今の私は何も変わっていなかったんじゃないか、

というくらい。

大げさかもしれないけど。

『できたことノート』を付けてみる。

とにかく、ひたすら、できたことだけを書くノート。

どんなに小さなことでも、

他の人が普通にやってるように見えることも、

ひたすら書く。

ポイントは、

『~できた』

という形で書く、だけ。

『歯磨けた』

『コンビニ行けた』

『友達からの誘いを断れた』

『親からの電話に出れた』

『本読めた』

『DVD見れた』

とにかくなんでもかんでも『できたこと』にする。

だって、なんでもかんでも『できたこと』にしないと、、、

書くことがない日が出てくるんだもん。

1日の終わりにでも、何日かまとめてでも、

思い出してひたすら書く。

これをやることで良いことが2つ。

①ノートに思い出して書くから、『できたこと』を覚えておくために、『できたこと』に目が向く。

②診察の日に主治医に見せるから、私の毎日の様子が主治医に伝わる。

これを私は、約2年、ほぼ毎日続けた。

1行の日もあれば、10行の日もあった。

1行が一週間続くときもあれば、5~6行が4日間続くときもあった。

読み返すとそのときのリズムがわかった。

『あ~、1行が続いてるのは、日曜日に友達に会ったからだな。疲れてるんだ。

じゃあ、しばらくのんびりしよ。1行続くのも無理はない。』

『あ、また5行が続くようになった。やっぱり1行が永遠に続くわけじゃないよね。

じゃあ、1行が続いても焦ることないか。』

とか、振り返ることもできたし、1行を認めてあげることもできるようになった。

私は病院に持って行きやすいように、B5のノート。

一冊目のNo.1から始まって、気付けばNo.6になってた。

今では大切な大切なノート。

努力の詰まったノート。

できたこと探しの名人になる修行は今も続いてる。


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